昭和28年建築の延べ床面積が46坪の住宅で構造材と化粧材など使われている木材の総量は17m3程度でした。



築60年の古民家から出た古材の松の梁材の調査結果によると、平均含水率は15.7%(気乾状態、細胞膜に大気中では乾燥しない若干の水を残した状態で建築材料としてはベストなコンディションです)で炭素量の平均は0.230g/cm3でした。



複数のサンプルを調べて平均し、1立米あたり230kgの炭素を含んでいると結論付けています。



1棟解体して廃棄するとその炭素量は3,910kg(17m3×230kg)になります。
炭素量がそのまま二酸化炭素になるわけでありませんが、木材の炭素を二酸化炭素に換算してみると、
炭素から二酸化炭素へは
炭素量×44÷12=二酸化炭素量 となります。



3,910kg×44÷12=14,337kgとなり、
これは「ブナ」の木1303本が1年間に吸収する二酸化炭素量と同じになる計算になります。

つまり、古民家を一棟廃棄処分すると、ブナの木1,303本を燃やすことになるのです。



※なぜ「ブナの木」なのか
二酸化炭素削減の目安として「ブナ」の木何本分という「ブナ」という木を使った例えがよく使われます。
「ブナ」の木が使われるのは、光合成・呼吸特性の中で、解明陽葉の二酸化炭素吸収能力などを推定できるようになったからです。
ですから、「ブナ」の二酸化炭素吸収能力が目安として用いられているようです。